旧日本軍の砲台跡が残り、観光スポットとなっている和歌山市沖の無人島「友ケ島」について、
管理する市はこれまで入島を認めていなかった火・水曜の試験オープンを今月から新たに始めた。
島に渡る唯一の交通手段である民間定期船を11月末までの火・水曜にも1日4往復運航する。
これで全ての曜日で島を訪れることができる。

友ケ島は沖ノ島など4島の総称。
れんが造りの砲台跡が計6カ所残り、外部から見学できる。
近年は、アニメ映画「天空の城ラピュタ」に描かれる風景に似ているとして観光客の人気を集めている。

市によると、2002年度に1万6526人だった入島者は年々増加し、昨年度は6万9477人。
今年も4〜7月末までの4カ月で4万人以上が訪れた。

市はこれまで夏季などの繁忙期を除き、入島できる日を木曜日から翌月曜日に限定していた。
試験オープンは入島者の増加を受けたもので、
誘客効果や管理上の課題を検証し、来年度以降に本格実施するか検討する。

写真:ツタに覆われて朽ちた友ケ島の砲台跡
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以下ソース:毎日新聞 2017年9月13日 13時13分(最終更新 9月13日 16時12分)
http://mainichi.jp/articles/20170913/k00/00e/040/280000c