南信地域の住民でつくる武田信玄狼煙会主催の
「第10回武田信玄狼煙リレー」は2日、伊那谷各地を結んで行われた。
今年は13市町村の計27地点に用意した狼煙に点火。
各地とも風は吹いたものの快晴に恵まれ、目視による中継が実現した。

リレーは戦国時代の武将武田信玄が
情報伝達の手段として用いたとされる狼煙再現を通じた地域間交流が目的。
今年は昨年までとは逆の北から南へ向かうコースで実施した。
狼煙は午前10時に箕輪町や伊那市をスタートし、
約30分後には南端の下伊那郡根羽村や泰阜村まで伝わった。

このうち、中川村では地元の実行委員会が陣馬形山(1445メートル)の山頂駐車場に狼煙を用意。
午前10時10分に伊那市西春近の煙を確認し、狼煙のツガへ火を付けた。

西澤三良実行委員長(66)は
「風が強くて心配だったが、無事に狼煙を次へつなげられてよかった。
 100人を越える村の人たちに参加してもらえてうれしかった」と話した。

写真:空に向かって立ち上る狼煙の煙
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以下ソース:長野日報 2017年9月3日 6時00分
http://www.nagano-np.co.jp/articles/21681