国史跡の福岡城跡(福岡市中央区)で11日、福岡城夏祭り2017が始まり、「幻の天守閣」が現れた。
天守閣を立体的に描いたアルミパネル100枚を組んだ高さ約13メートル、幅約15メートルの「一夜城」で、2日間の限定。
城跡がある舞鶴公園内には城下町に見立てた出店が並び、夜間は天守閣がライトアップされる。

夏祭りを主催する福岡青年会議所が学識者に設計を依頼し、五層の天守閣として天守台の石垣に建てた。

共催したNPO法人「福岡城市民の会」によると、福岡城は1601〜07年に黒田如水、長政父子が築いた。
もともと天守閣はないとされてきたが、存在をうかがわせる史料が見つかり、結論は出ていない。

実行委員長の安永拓一郎さんは「福岡城を市民の誇りに思ってもらえれば」と話す。
12日の夏祭りは午後2時〜午後9時。
ライトアップは午後7時半から。

写真:再現された「天守閣」そばで多くの人が記念撮影した
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写真:再現された「天守閣」(左)を望む夏祭り会場。夜は盆踊りもおこなわれた
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以下ソース:朝日新聞 2017年8月12日03時00分
http://www.asahi.com/articles/ASK8C5749K8CTIPE00Q.html