登別市内で、登別閻魔(えんま)やきそばに次ぐ新たなご当地グルメを開発する動きが進んでいる。
登別産など道内産の豚肉を用いた「豚ザンギ」だ。
一般的な鶏肉のザンギ、タコを用いたタコザンギに続き、三つ目のザンギの地位を狙う。
日本神話の時代から受け継がれている言葉にちなみ、“三種のザンギ”として地元名物をアピールする考えだ。

メニュー開発を進めている活動母体は登別商工会議所青年部。
道民にポピュラーな鶏肉のザンギのほか、登別ではタコを用いたザンギも飲食店の定番メニュー。
この二つに加えて、「新たなザンギのグルメを」と考案したのが、豚肉を用いたメニューだ。

地元登別産の豚肉を「カラッ」と揚げて、そのまま食べてもよし、ディップ(クリーム状のソース)を付けて食べてもまた格別。
ディップは複数開発しており、藤崎わさび園とコラボしたわさびマヨネーズなどのバリエーションを予定している。
登別産の豚肉は供給量に限りがあるため、市内の飲食店でもメニュー化できるよう、道内産の豚肉を用いることも想定している。

9月に市内で行われる日本商工会議所青年部第30回北海道ブロック大会「湯之国登別大会」の懇親会の席上で振る舞う計画だ。
地域住民へのアピールとして、今夏市内で開催されるイベントへの出店なども検討している。

市内ではご当地メニューとして、登別閻魔やきそばがある。
提供店を回るスタンプラリーが行われているほか、小中学校の給食でも年に数回振る舞われている。
同商議所は「ザンギの食べ比べなどを楽しめる。わがまち登別のPRにつながれば」と期待している。

写真:“三種のザンギ”として商品開発し、PRを目指す豚肉のザンギ
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2017/06/09/20170609m05.jpg

以下ソース:室蘭民報 2017年6月9日(金)
http://www.muromin.co.jp/murominn-web/back/2017/06/09/20170609m_05.html