石川県庁舎の高層階で4月に生まれた絶滅危惧種のハヤブサのひな5羽が2日までに巣立った。
県自然環境課職員が確認し、7日発表した。
ひなたちは県庁周辺で生活し、親鳥に餌をもらいながら飛行技術を磨いている。

ハヤブサは国のレッドリストの絶滅危惧2(ローマ数字の2)類に分類される希少な鳥。
19階建ての県庁舎が海岸近くの断崖と環境面で似ているからか、毎年営巣があり、4年連続でひなが生まれている。

生まれた直後は白い羽毛が愛らしかったひなたちは、親鳥とほぼ同じ体長30センチほどまでに成長した。
あどけなさが残り、滑らかに飛ぶこともまだ苦手なものの、完全な独り立ちに向けて練習を重ねている。

成長を見守り続けている自然環境課の担当者は「うまく飛んで、大きくなってほしい」と親心をのぞかせていた。

写真:巣立ったハヤブサのひな
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20170608/images/PK2017060702100231_size0.jpg

以下ソース:中日新聞 2017年6月8日
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20170608/CK2017060802000037.html