ソース元、上毛新聞、更新日時:2017年5月21日(日) AM 06:00
http://www.jomo-news.co.jp/ns/4414952952883611/news.html

群馬県高崎市が実施した男女共同参画に関する市民アンケートと事業所意識調査で、「社会全体」が男女平等だと感じている市民の割合は11.4%(男性14.1%、女性9.5%)にとどまり、男性が優遇されているとする回答が70.6%を占めたことが分かった。

「家庭生活」「職場」など他の場面でも平等だとの認識は2〜3割で、男性優遇が根強い現状を浮き彫りにした。

◎「夫婦別姓」賛否が男女で逆に
 
平等感が高かったのは「学校」で、男女とも5割以上が平等と回答。「家庭生活」で平等だとしたのが男性39.7%、女性30.1%となるなど、多くの場面で男性の方が平等感が高く、意識の男女差がうかがえた。

今回初めて質問した夫婦別姓に関しては「賛成」が男性35.4%、女性41.9%、「反対」が男性52.5%、女性38.9%となり、男女で賛否が分かれた。

男性の育児休業や介護休業について「職場に利用しにくい慣習や雰囲気がある」とした人は女性27.4%に対し、男性44.0%に上った。実際、事業所への調査で育休取得率は女性の81.6%に対し、男性は3.3%だった。