レギュラー(右奥の2人)を司会に乙訓地域のまちづくりを考える来場者ら=長岡京市神足2丁目・バンビオ1番館
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 京都府南西部の乙訓地域の3首長と住民らが地元の課題や解決策を考える討論会が11日夜、長岡京市神足2丁目のバンビオ1番館であった。大山崎町出身のメンバーがいるお笑い芸人コンビが司会を務め、笑いも交えた議論に約300人が聞き入った。

 乙訓青年会議所が「乙訓創生プロジェクト」と銘打って開催。吉本興業のレギュラーを司会に、向日市の安田守市長、長岡京市の中小路健吾市長、大山崎町の山本圭一町長と同会議所の足立雅也理事長が熱弁をふるった。

 地域の課題について、中小路市長は「乙訓は交通の便がいいけど、裏返せばすぐ京都や大阪に行ってしまう。人を引き付ける魅力をどうつくるかが課題」と指摘した。

 司会役2人が来場者に観光客へ薦められる場所を挙げてもらったが、あまり返答がなかった。レギュラーの一人で大山崎町出身の松本康太さんが
「(隠れた観光名所は)地元の人は当たり前すぎて発信しないのでは」と投げ掛け、安田市長が「まさにその通り。(住民も)積極的に発信しないといけない」と強調した。

 会場からは、8年前に府主導で乙訓3市町が一体となった催しが行われたものの、継続して実施できなかったことを嘆く意見もあり、山本町長が「府を中心として(同様の企画を)やろうという動きはある」と応じていた。

【 2017年05月13日 11時29分 】

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