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 福島県会津美里町本郷地域の関山地区のNPO法人あいづ関山倶楽部(五十嵐賢次代表)は4日、関山地区にある戊辰戦争での会津藩士の戦死者40人を弔う「戦死四十人墓」の前で初めて慰霊祭を行い、地元住民が祈りをささげた。

 戊辰戦争時の1868(慶応4)年9月3、4の両日にかけて、下野街道沿いにある同地区周辺で会津藩と新政府軍の戦闘があった。会津藩士40人が戦死し、関山集落も焼かれた。地元住民は周辺に点在していた遺体を集めて弔い、後に現在の墓石を建てた。

 慰霊祭は地元住民約10人が参加。全員で般若心経を読み上げて焼香し、戦死者の冥福を祈った。

 五十嵐代表(66)は「今後も慰霊祭を続けていきたい」、鈴木昭一理事(66)は「戦いの歴史を多くの人に知ってほしい」と話した。

 同NPOは昨年10月、関山での戊辰戦争を知ってもらおうと、「戦死四十人墓」の近くに約4メートルの墓標を設置している。

戦死四十人墓の前で祈りをささげる地元住民
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