イーロンマスクしばいてくる
イーロンマスクをこらしめるための突撃空挺部隊となったゴブリンとHIDEチャン
ゴブリンは棍棒を頭上で高速回転させ、オスプレイ(平常時)状態で飛行する
目指すはドーベルマン1万匹エリア
到達しだい、まずHIDEチャンを投下しHIDEチャンが先行してドーベルマン5000匹を木っ端棒(こっぱぼー)で倒す
その後、安全が確保された地点にゴブリンが着陸して棍棒武技(クラブ・ブギ)で残る5000匹をなぎ倒す作戦だ
そんな作戦実行の直前にゴブリンのトランシーバーにシャキからの連絡が入る
「テスラ車はよ、ギターで言ってみればスタインバーガーなワケ」
シャキの見解にゴブリンは眉を寄せる
(そうか)─────
シャキは本質を見抜いていたのである
テスラもスタインバーガーも”革新的にしたいがための革新的デザイン”
利用者のことはそれほど考えていない
その証拠に一回壊れたら(チューニングが狂ったら)直す方法が分からない
触れば触るほど、より変な事になってしまい
もともとどうなっていたか分からなくなってしまうのだ!
こうして実機は有無を言わさず「メンテナンスセンター」送りとなる
ようはテスラもスタインバーガーもイノベーターでありたい企業側による”俺が俺が”デザインなのだ
そうしたモノを喜んで使うのは”イノベーターだと思われたい”
ナンチャッテ・アンテナ高い勢のみなのである
「そんなことより先に自分の腕を上げたら?」
ゴブリンはつぶやいた
シャキの見解は犬猿の仲とされるゴブリンとてなるほどなるほどと頷く内容だったのである
次回、まさかの状況に。 「いいねを見れなくしたんだって?」
HIDEチャンはナッツチーズを用いたヴィーガンサラダを食べながら目を細める
イーロンが最近やったこと
悪いこともやってると聞いている
エロいことも
だが、そんなことはいい!こちとら一個一個指摘するつもりはねえ!
エラくなったらエロいことがしたい!それは男の夢───
いやエロいことができるようにエラくなりたい、と言っても過言ではない
「いいんだよ迷惑かけなきゃ、エロはさ」
HIDEチャンが”クルトンはいらない”と皿の端によけながら言うとゴブリンも同意した
(だにね、だに───)
「けど」
「いいねを非表示にするってのは、どういうことだいイーロン」
HIDEチャンの問いはもっぱら、ソッチである
”いいも悪いもねえってことか?”
”ツイートに良いも悪いも・・”
だが腑に落ちない
本当の理由はそうじゃねえ気がする
「AIに学習させないためじゃないだにか?」
ゴブリンがつぶやいた
HIDEチャンは避けてみたクルトンを一個だけ口に入れてみようと思った
(ン、なるほど───なるほどほどイーロンは心狭き男 競合AIにXから何一つ学習させたくない?) 「イーロンさんよ」
HIDEチャンに代わって”今回はボキに言わしてくれ”とばかりにゴブリンが口を開く
「分からないでもない」
ゴブリンとて、イーロンの何クソ!という思いが理解できないわけではなかった
あれだけ苦労して買収したツイッター
社員の反対を受けてまでXという名にこだわった愛着あるSNS
イーロンなりに、あったけえ場に育てたかったんだろう
「けどライバルのAIに学習されてしまうことにイーロンさんは気づいた」
「Xのコメントに、いいねが付いくと、そこだそこだーッとばかりにライバルのAIは集中的に目を付けて学習素材にしてしまう」
「何クソ、イーロンさんは持ち前の負けん気で”いいね”を見れなくした」
「決断したんだにね」
ゴブリンは紅茶をすすりながら続ける
「言葉足らずなんだに!」
「イーロンさんはいつも、説明がへた」
「ちゃんと説明したらXメンだって分かってくれるかもしれないだに」
「なのになぜ」
「急に、いいね非表示にして、ポーンッて、ポンポンッて」
「また、みんな置き去りだに」
ゴブリンの指摘はもっともだった
イーロンは「こう」と決めたらテコでも動かない
みんなが、その真意を誤解してイーロンさんを叩いてしまう
イーロンさんにも非があるだによ・・ テクノ・リバタリアン 世界を変える唯一の思想 (文春新書)
アメリカのIT企業家の資産総額は上位10数名だけで1兆ドルを超え、
日本のGDPの25%にも達する。いまや国家に匹敵する莫大な富と強力なテクノロジーを
独占する彼らは、「究極の自由」が約束された社会――既存の国家も民主主義も超越した、
数学的に正しい統治――の実現を待ち望んでいる。
「この惑星上の約40〜50億の人間は、去るべき運命にあります
。暗号法は、残りの1%のための安全な世界を作り出そうとしているんです」(ティモシー・メイ)
――とてつもない富を獲得した、とてつもなく賢い人々は、
いったいこの世界をどう変えようとしているのか? 「あんまり、日本を舐めないで欲しいだに」
「たまには日本に目を向けるだに」
イーロンさんが行き詰った時、ゴブリンは日本を見て欲しかった
IT後進国
今でも自販機に千円札を入れて缶ジュースを購入する想像を絶するレベルの前近代国家
当然ながらAIの技術など皆無
それが日本
大企業の技術部ですら、ラズベリーパイにUSBカメラを接続して
「ポールを避けて通るミニカー」の試作機を制作している
IntelやMicrosoftから温情でAI開発の支援を受けても「何がなんだか」わからないのだ
AI関連にマニュアルなどは存在せず分からないことがあったら英語の技術フォーラムで質問をして解決しなければならない
「わけがわからん」平均年齢58歳の日本人エンジニアたちにはお手上げだった
それが日本
もはや農業と林業とシルバー産業しか残っていない国
ゴブリンはイーロンさんが困った時にそんな日本を見て欲しい?
その心は!?
「イーロンさんに足りない物が今の日本にあるだに」
ゴブリンは目を閉じた
ITの世界は虚と実の戦い、M&A、敵対的買収、炎上、ファウンダーがファンドを持ち逃げ
そんな応仁の乱のような状態だが、ふと他国を見ればここ日本
IT技術などなくても人は「のほほん」と生きているのである
重税、低賃金、ゴミ通貨、将来性なし
それでも人は生きているという姿をゴブリンは見て欲しかった
「イーロンさん、あんた、毎日毎日、戦いすぎなんだに」
「そろそろ疲れてんだに?」 世界の長者番付を見よ
https://sekai-hub.com/posts/the-worlds-billionaires-2024
GAFAMなどテック企業のトップなどが目立つ
彼らはとんでもない額の資産を持っているのみならず
世界中の愚民どもの消費動向のビッグデータを持っているのだ
つまり我々は資金力でも情報戦でも生き残る術はない
彼ら長者たちにとって都合のいい商品を買わされ、
都合のいい情報をつかまされ、いいねするしかないのだ HIDEチャンがゴブリンの言葉を補足するようにつぶやいた
”国破れてサンカあり”
国が滅ぼうが何しようが、サンカの民は生き続けるという意味である
(※サンカ(山窩)──かつて村社会とは一線を画して山を拠点に暮らしていた幻の流浪民のこと
詳しくは『幻の漂泊民・サンカ (文春文庫 沖浦和光 著)をご覧ください)
「さすがHIDEチャン博識だにね」
「孫子、六韜を読み込み暗唱できる秀才だけのことはあるだに」
「まあイーロンに山窩と言ってもわからないだろうから言い直すとユーロ崩壊してディープステートありってところだに」
「とにかくアメリカのIT長者を支えている資産は株でも現金でもクリプトでもない」
「ビッグデータ つまり巨大な知の集合だに」
「これも分かりやすく言い換えるとセコンドにミートくんが一杯いる状態と考えてくれだに」
「この知の資産は、知的財産の中で最上位とされている」
「この財産、我が国日本が保有する量はなんとゼロ」
「ゼロどころか全員ただ提供するだけの側だに」
「言い換えると日本人=ラガード」
「現代のラガードとは、知の百姓のこと」
「Xでもせっせとビッグデータの畑を耕しているだにね」
「1円の見返りもないのに」
「まあ偉そうに、ああだこうだもっともらしいことを言ってるXメンども」
「アブラムシのくせに」
ゴブリンはイカを輪切りにして煮付けた缶詰のプルタブをプシュッと開けると
こぼれないように中の出汁を味わう
「ボキたちはラガードとしての苦役から逃れるためにここHIDEチャン学舎に集まっただに」
「ここから声を発する」
「エリアからエリアへ」
なんどゴブリンは1人でも多くのラガードを救おうと本気で考えていた─────!! ここでゴブリンがマイクを手にすると、もう1本のマイクをHIDEチャンに手渡す
”言ってもダメなら RAPで分からせる”
(いつだって)それがHIDE学舎の流儀だった─────
『BIG DATAとは(MC HIDE feat. GOB 2012年)』
YOYO YO!
チェック マイカフォン
X マスク イーロン セックス PORN
ここが俺の SPACE X 嘘じゃないぜ ディープフェイク
社内FUCK 皆騒ぐ ワンナイLOVE
これが俺のREAL LIFE 騒ぐラガード を蹴散らすための 言葉 Free Style
言葉吐いて吸う BIG DATA 意味はねえな いいね廃止 百姓 ビッチ
OpenAI(オペンナイ)で OPEN EYE
レペゼンするはTESLA テストプレイヤー ならば無限にいるぜ
けれど吸わせないぜ 盗ませない X の DATA
チェック マイカフォン
X マスク イーロン セックス PORN
ここが俺の SPACE X 嘘じゃないぜ ディープフェイク
社内FUCK 皆騒ぐ ワンナイLOVE
これが俺のREAL LIFE 騒ぐラガード を蹴散らすための 言葉 Free Style
チェック マイカフォン
X マスク イーロン セックス PORN
(Repeat) 決定打となるほど強力なリリックがイーロンマスクに突き刺さる
だが、ゴブリンはマイカフォンを口に寄せたままHIDEチャンを右手で制する
”ここは(一人で)行かせて欲しい”
HIDEチャンは一瞬そんなゴブリンの目を見て、自らのマイカフォンを小脇にかかえる
マイクを抱え腕をくんだ状態で、HIDEチャンはビートに身をゆだねるが殺気はそのままだ
(やれるのか?)
HIDEチャンは目を細めた
『日本人はラガードだから MC GOB (1994年)』
YO YO
財布の中に現金 ライドシェアは厳禁
頼るものは年金と たまにやる定期健診
GAFAMなど 知りもしねえ 堅物が 奴ら日本人
ラガード だとバカにされて 変えぬ日々のルーティン
AI試使え ノータリン HIDEチャンと学べドクトリン
まるでエルカンターレ の考え 恵み まさに はんぱねえ
ヤフーニュースには書かれねえ 真の隠された知恵
ビッグデータに扱えねえ 学びここにある家
リスペクトHIDE ────1994 西東京 2DKから見る望郷──
(つづく) ここで──────
一足はやい怪談コーナー!!!!
ドンドンドン パフパフパフーーー
HIDEチャンは目をギュッと閉じたまま部屋をぐるぐる周回すると
ゴブリンは中央で「ホッケ」をテーブルにカンカンとたたきつける
昭和のクッキーの丸い缶が鳴り響いた
「怪談ぞ!ホラーぞ!SCPぞ!!」
シャキも遠隔でこの祭りに参加した
ZOOM越しにうつるシャキの家は「明らかに20畳以上」あったと後にゴブリンは語る
嘘だとおもったシャキの「目黒区豪邸列伝」はにわかに真実味を帯びてきた
さらにバカセも接続する
「ワタークシの音源を聴いてくださいー」
そんなバカセがアップした音源はいつものようにクリップノイズ満載だったが
今夜は「一足はやし初夏の怪談祭り」
「細かいことはええやないか」と手をふるHIDEチャンに反対する者はいなかった
HIDEチャンは部屋をぐるぐると走り回りながら時折、テーブルをくぐり、ルンバの上におそるおそる乗ってみようと
するが流石に壊すことを恐れて片足をかるく乗せるとどめた
ゴブリンはライオネスコーヒーキャンディーを部屋にばらまくと「鬼はそと 福はうち」とバヌアツ産の
木彫りの魔よけの面をかぶったが「その面では福すらも外にほかされてしまう」と指摘するHIDEチャンの進言を聞き入れて
途中から「ノーマスク」「面なし」に切り替えた
誰一人として怪談を始める者はいなかった
だがそれで充分だった
誰ともなく「ホッピー中および外!」と声を上げた
HIDEチャンは冷蔵庫に酒がないことを確認すると「それは無理」だと告げた
〜つづく〜 まずはHIDEチャンから
2024年 新作怪談 !!一挙3作公開!
1作目『やるだけやったのに花咲かねえ』
自分はこれを目指すゾと決めてから10年くらい死ぬ気でフォーカスしてきたのに花咲かなかった時
いや怖いッ!!すごく怖いッ!
心霊スポットのトンネルに例えると、長い長い間進んできたけど出口が見えない時
もう少し進んだら出口見えるの?見えないの?そもそも出口なんてないの?
それを10年くらい死ぬ気でフォーカスして11年目にブレてしまうのがとにかく怖い
さらに!実際に「どうやらそもそもの方向性が間違っていた」ことに11年目に気づくとかもうメチャクチャ怖いやん
2作目『やるべきことをそもそもやってこなかった』
これも怖い
ゲームとかして、何となく日々の仕事をして、10年くらいして同窓会やら何だかんだで触発されて
よく考えたら10年何もしてなくね
みたいに気づいちゃったとき!そこで覚醒するかと!いっそ覚醒しない方がいい
めちゃめちゃ怖いでしょ
心霊スポットのトンネルに例えると、ほんと何もしなかった状態
トンネルそのものに注意が払われなかった
3作目『2年前なら間に合った』
これ怖いで
2年くらい前に気づいてればまだ滑り込みで間に合ったって話
いっそ気づかないほうがいいんだけど
気づいちゃった日から逆算して2年前なら間に合った
「なにやってたんだ俺!!」ってなるの
怖いよね
心霊スポットのトンネルに例えると、早い段階で引き返せば間に合ったのに
変に真ん中で立ち止まっちゃって、「あれ」ってなって
よく考えたら、こっから先に行くのにも戻るのにも「食料が足りない」って気づいちゃったとき
さあみなさんは新作怪談3部作のうちどれが一番怖いですか ゴブリンは言う
”HIDEチャンの怪談『トンネル話 三部作』を読んで君たちはどう思った?───”
勘のするどい諸君は気づき始めているだろうし
そうでない方もいらっしゃるかもしれない
今回、勘づかなかったとしてもペナルティは無いので安心して欲しい
スクリーン横に立っているHIDEチャンと反対側の演台にいるゴブリンはマイクに顎を寄せて言う
「これってクリエイターのことじゃないの?」
なるほど!
うむ!
確かに「長年かけて進んできたトンネルを、まだ先に進めばいいのか、引き返すべきなのか」
「というかそもそも、コレ出口があるトンネルだったのか?」
そこがブレている
いま一番、ブレて右往左往してる存在、それがクリエイターじゃねえかよって話
今西さん(仮)は10年かけてクリエイティブ制作に取り組んできた
大好きな美少女イラストを極めるために液タブを買って本も山ほど買って自分のメソッドをつきつめてきた
そんなクリエイターの今西さんが、今そこそこの作品をSNSにアップすると
「AIでしょ」と言われてしまう
仮に面と向かってコメントされなくても、初見のひとにはそう思われてしまう
クオリティの高い作品であればあるほどに!
今ひとは高品質クリエイティブがポンと目に入ってきた時に直感的に「あっこれAI生成」だと思うようになってしまっているのだ
この怪談『トンネル話 3部作』まさにクリエイターを主人公にした寓話そのものじゃないか!
でお前らは新作怪談3部作のうちどれが一番怖いですか? 「あっ」
演台のゴブリンが声を上げると、スクリーン横にいたHIDEチャンが襟元につけられたピンマイクに向けて
何かをしゃべる
”ごめん飽きた”
─────「なんだお前!」一瞬観客に向けて そういう顔を見せるゴブリンに対してHIDEチャンは小さく右手を上げる
きっと本心だろう
この一言は、これまでになかったほど観客のリアルな本心である
HIDEチャンは持ち前の霊感でそれを悟ったのである
「これは本心が飛び出した」
ここで、ゴリ押ししてもアトラクションを集めることはできない
”読者”は本気でこの流れに飽きつつある
僅か1秒でHIDEチャンはそれを受け入れたのである
ピンマイクに向かって小さく声を出すHIDEチャン
”流れを変えろ”
ちょっとやそっとじゃねえ、大胆に行け
それがHIDEチャンの指示だった
ゴブリンは手をあげTKPのスタッフにすぐさま「ちょっと・・」と手招きをする
「キャンセル」
なんと今回のワークショップ、突然の途中キャンセルである
違約金も発生する
構わない
「いったん白紙で」
ゴブリンがTKPのスタッフに告げると、スタッフは上層部に伝達し会場キャンセルの違約金の見積もりを出すと述べた
それでもいい
ここでリスナーから本心の”飽きた”が出た以上、HIDEチャンはこの状態を1分でも継続したくないのだ
”サンクコスト効果無視”
違うと思ったら秒で”状況を切りすてる”のがHIDEチャンである
それを熟知しているゴブリンの手によって会議はすぐさまに中断された
「つまらない」と思わせてしまった全ての責任はこちらにあるのだ
他の誰のせいでもない!!!! どんまい
しっかし、youtubeなんかはどこからみても
1秒でも面白くない空気があったらすぐ別の動画に飛ばれるから大変な世界だ 自動運転のテスラ、交通整理中のパトカーに突っ込む
https://www.gizmodo.jp/2024/06/self-driving-tesla-cop-car-orange-county-police-fsd.html
> 警察車両は非常灯を点灯し、車両まわりの道路には発炎筒が数本置かれてましたが、青いテスラが通行止めを突破して警察車両に衝突しました。 人の運転はもう禁止にして、
全部自動運転にして、共通のプロトコルで車両同士も通信するようにすれば
そのほうが早いのは早い
要するに人の運転をセンサーで検知してデジタル処理するから
そこに多大な不確定要素が生じるので、
全部自動制御のほうがやりやすいよ 人の運転はもう禁止にして、
全部自動運転にして、共通のプロトコルで車両同士も通信するようにすれば
そのほうが早いのは早い
要するに人の運転をセンサーで検知してデジタル処理するから
そこに多大な不確定要素が生じるので、全部自動制御のほうがやりやすいよ >>83
電子機器を持ってない子供や老人が歩いていたら、きっと避けずに全員跳ね飛ばして進むんだろうな