>>872
上にも出てるけど風土や文化、ジャンルによるトコロがあるかな。

それでもやっぱり理屈はあるよ。
「説明しようと思えばできるけど、それが必ずしもそれ以上無い正解ではない」というモヤモヤしたものになる。

理論って結局そういうトコあってさ、元々「誰かがカッコイイと思ってプレイしてた感覚」の言語化なんだよね。
ブルースのマイナーもメジャーも一緒くたに弾いてるようなのも、ブルースというジャンルだからカッコよく成立するけど、
クラシックをいきなりあれをやると辛いだろうね。
ジャズなんかだと代理コード・裏コードを重層して色んな解釈しちゃうし、
マルチトニックみたいに調性から一回飛び出して戻ってくる前提が全てのアプローチなんかもあるし、
確信的な意図を持ったものは不自然に聴こえないものが多い。

それこそ一つのモチーフが半音ずつ上がっていってどこかで着地する場合、モチーフ自体の音一つ一つは
そもそも役割や意味は持ちえていない。モチーフとしての塊で半音ずつ上がって、解決先にテンションを煽るという意味の一点だけ。
和声法の外側、説明されないものは多いよ。