>>827
倚音であるためには、ベースになる音の2度上か下である必要がある。

どこまでをコードトーンと見るかは楽曲の様式と語法によって違ってくる(というか、様式によっては倚音が使われない)。解決されない倚音、倚音が固定された和音、複数の倚音が倚和音をなしたポリコード、倚音に対する倚音などもあり単純にはいかない。

そのイパネマの娘の例でいえば、M7 はコードトーン、M9 は倚音が固定されたもの、M6 は M9 と同じか逸音と見るのがまあ一般的な分析だろうが、
ジャズとその亜流の音楽では、ある和音上で使える音と使えない音とに12音を2分して、使える音から自由に選んでメロディーに使う、という発想で曲を作るので、こういうアプローチはあまり意味がない。