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●質問:
SCSI機器でSCSI規格は統一規格のはずなのに何故わざわざマックモードが存在するのでしょう?

●回答:
これは話がMacPlusの時代に遡ります。

当時は、まだ完全にSCSI規格が確定していなかった段階です。
MacPlusは起動時にReadコマンドをドライブへ発行し、ドライバを読み出すという動作を行っていました。

ところが後日、ドライブの動作として、電源投入直後はすぐに動作せず、CheckCondition/UnitAttentionという「状態」になるように定められました。
この「状態」というのはドライブの現在の状況を表わすもので、これにより今どういう動作が可能かも決まります。

通常、UnitAttention状態では、すぐにはReadできません。一旦TestUnitReadyというコマンドで状況を確認すると状態がGoodに変化し、Readが可能になります。

ところが、マックのROMはそれを行わず、いきなりReadコマンドを発行してしまうのですね(^_^;)。
結果としてドライバを読み出せず、マウントできないという症状になってしまうのです。

マックモードというのは、お察しのとおり最初にUnitAttention状態を作り出させないというものです。
メーカーにによっては他の意味合いを持たせていることもありますが、これがおおもとなんです。

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W30は普及し始めたSCSIをいち早く乗っけてたからね〜

ファームウェアを改造して、TestUnitReadyを出すようにすれば
MACモードが設定できる富士通以外のMOドライブを使えるようになるかもよ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:1341adc37120578f18dba9451e6c8c3b)