国内シェア8割「萬古焼の土鍋」生産中止の危機 中国企業の”鉱山"買収で原材料の輸入止まり…
2023/09/26 21:24日テレNEWS

耐熱性に優れ、割れにくい「萬古焼」の土鍋は、国内シェアの8割ほどを占めているといいます。
しかし、その原材料の輸入がストップし、土鍋が生産できなくなる危機に直面しています。
原因は、土鍋の原材料の4割から5割を占める鉱物「ペタライト」を産出する鉱山を中国企業が買収したことです。

食欲の秋。お米がおいしくなる季節です。

都内にある飲食店「三代目 米蔵」の名物は、土鍋を使った炊き込みご飯です。特に土鍋にはこだわっていて、三重県の「萬古焼」という陶磁器を使っています。

三代目 米蔵 高橋直行店長

「炊きあがり、お米の蒸れ加減、(お米の)立ち具合がいいですね。甘みも引き出される感じがします」

「萬古焼」の土鍋は耐熱性に優れ、割れにくいとされます。
国内シェアの8割ほどを占めているのが萬古焼なのですが、その原材料の輸入がストップ。
土鍋が生産できなくなる危機に直面しているというのです。(※萬古陶磁器工業協同組合による)

いったい何が起きているのか。26日、萬古焼の産地・三重県四日市市へ向かいました。工場では、鍋の需要が増えるこれからに向け、土鍋の製造が行われていました。

そして、この土鍋つくりに欠かせないというのが、土鍋の原材料の4割から5割を占める鉱物「ペタライト」です。

萬古陶磁器工業協同組合 熊本哲弥理事長

「ペタライト、これがジンバブエから(輸入されてくる)」

粉状にしたものを加えると、急激な加熱や直火に強い土鍋になるといいます。しかし――

以下ソース
https://news.goo.ne.jp/article/ntv_news24/nation/ntv_news24-2023092606339217.html#google_vignette