入院先に市貸与のタブレット持ち込んだ市議、割り当ての2ギガ超える137ギガ使用 内容は「個人情報」と開示せず
6/30(金) 7:35配信

 鹿児島県曽於市議会の岩水豊議員(67)=3期目=が、市が貸与したタブレット型端末を入院先に持ち込み、
契約内容を大幅に超えて使用した問題で、市議会議員政治倫理審査会(政倫審)は、政治倫理基準に違反する行為と決定した。

これを受け、岩水議員は29日の最終本会議前の全員協議会で陳謝し、久長登良男議長が本会議に報告した。

 政倫審の報告書などによると、2022年4月2日から12日にかけ、タブレットを宮崎県都城市の病院に持ち込み、
議員や市職員に割り当てられている1カ月の1人当たり容量(2ギガバイト)を超える約137ギガバイトを使用した。

議員活動に使ったか否かにかかわらず、想定の範囲を超えているとし、
「議員の品位と名誉を損なう行為」と指摘。
「議会に対する信頼を損ねないこと」と定めた政治倫理基準に違反すると結論付けた。

 昨年12月に議会が決議した使用内容開示への同意について、岩水議員は政倫審で「個人情報の保護という観点から断る」と答えていた。

 市議会は政倫審の結果をホームページと議会便りに公表予定。取材に岩水議員は「コメントはしない」と話した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/bbf3ea2dc7779c8d429c8fd29e67b86cd2251e2e