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2022/10/31(月) 19:14:51.989事件・事故
2022年10月29日 09:06
岐阜県瑞浪市陶町水上地域のまちづくりを担うNPO法人「ポランの広場」の畑で、収穫間近のブドウ「巨峰」約300房(時価約18万円相当)が盗まれる被害があった。
外国人や子どもの農業体験で使われるビニールハウスでの犯行について、
管理を担う男性理事(75)が取材に応じ「対策には限界がある。モラルに訴えるしかない」と苦しい胸の内を語った。
長さ25メートルほどあるハウスに、ブドウは一房も残されていない。
獣害対策で複数のセンサーライトを設置していたが、犯人の侵入は防げなかった。
男性理事は「明らかに人間の仕業だ。交通量の多い場所でよく盗めたものだ」と悔しがった。
現場はコンビニがある交差点で、夜間でもある程度の車の行き来がある。
男性理事によると、100房収穫するのに要する時間は1時間程度。数人なら1時間未満でハウス内の約300房を盗めてしまう。
前触れに思える被害もあった。2週間ほど前、約50メートル離れたハウスでシャインマスカット約30房が盗まれた。
数が比較的少なかったことから警察への通報を控えたが、間を置かずに今回の盗難が起き、被害を多治見署へ届けた。
現時点で犯人の手がかりはなく、同一犯かどうかも不明だ。
同法人のブドウの栽培は収益のためだけではない。
水上地域の有志が約20年前、増え続ける休耕地を生かし若者の働く場を確保しようと始めた事業だ。
障害のある人を雇用したり、小中学生の農業体験を受け入れたりして地域に貢献してきた。
ここ5年は「WWOOF(ウーフ)」と呼ばれる主に外国人の農業体験が盛んだ。
数週間の泊まり込みでブドウ栽培の情報交換や日本の文化を楽しむ事業で、多い年には19カ国の計69人が同法人を訪れた。
ウーフへの盗難被害の影響は大きくないため、11月にも米国とカナダからの訪問を受け入れるという。
男性理事は「ハウスは老若男女がブドウ栽培に触れられる場所だ。今は出荷に専念するが、盗難は残念で仕方がない」と話した。
https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/151764