0001◆hEpW0nDspK9l 武者小路バヌアツ ★
2022/09/16(金) 13:20:23.7092022年9月16日 05時05分 (9月16日 09時11分更新)
菰野町の柴田孝之町長が七月以降、複数回にわたり、近鉄湯の山線菰野駅前の駐輪場に止めてあった自転車を、
上下逆さまにして別の場所に置いていたことが分かった。
駐輪場は夜間の利用が禁止され、撤去されたのは朝まで放置されていた自転車だが、「度が過ぎている」と批判の声も。
柴田町長は「運びやすかったので逆さまにしたが、町民に誤解を与えた。今後は逆さにはしない」と語った。
町などによると、柴田町長は七月以降、月に二、三回、早朝に多いときで三十台以上を駅ロータリー内に設けた「放置車両置場」などに移動。
うち一部を上下逆さまにひっくり返して置いていた。異様な状況に、「いたずらではないか」との通報がたびたび四日市西署に寄せられたという。
同駅の駐輪場の収容台数は約五十台。四年ほど前から、十五~三十台が朝方まで放置されていたという。
このため、町は六月二十日から、夜間利用や一キロ圏内の住民の利用などを禁止し、駐輪場に看板を掲げた。柴田町長は「学生の駐輪時に満車を防ぐなど『公平な利用』のため」と話す。
しかし、利用者の中には不満の声も。
四日市市の三十代男性は菰野駅まで電車を利用。駅で自転車に乗り換え、
約四キロ離れた工場まで通っている。
八月のある朝、自分の自転車が逆さまになっていた。
男性は「やんちゃな不良のいたずらかと思っていたが、まさか町長だったとは。言葉や文書で注意してほしかった」と驚いた。「夜間に自転車を止められないと、私のようなサラリーマンは通勤できなくなる。規則は逆に不公平に感じる」と首をかしげた。
四日市市の高校に通学する女子生徒(17)は、予備校に通っており、授業を終えて同駅に到着するのが午後十一時を過ぎる日が続く。
週に一度は親が駅まで車で迎えに来るため、自転車を駅に置いたまま帰宅している。
女子生徒は「逆さまは見せしめのようで納得いかない」と戸惑った。
逆さ自転車の件は十二日の町定例議会の一般質問で取り上げられ、柴田町長は「町民に誤解を与えてしまった」と答弁。
本紙の取材には「町民を不穏な気持ちにさせた。今後は逆さに置くことはせずに、職員の協力を求めて駐輪場の問題を解決していく」と語った。
町は来年三月末までに、駅から約二百メートル西の土地に夜間も利用できる二百台の駐輪場を整備する予定。整備完了まで、自転車の移動は続けるという。
https://www.chunichi.co.jp/article/545768