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2022/05/30(月) 21:03:58.5192022/05/30 20:55
理化学研究所は30日、計算科学研究センター(神戸市中央区)で稼働中のスーパーコンピューター「富岳」が、
計算性能に関する世界ランキング2部門で5期連続1位になったと発表した。
一方、計算速度など2部門は米国の「フロンティア」に譲り、2位だった。
ランキングは年2回発表。同日、ドイツで開催された高性能計算技術に関する国際会議で公表された。
富岳は昨年11月時点で、4部門で4期連続1位だった。
今回、富岳が1位を獲得したのは、産業利用で使われる計算性能「HPCG」と、
ビッグデータを扱う計算性能「グラフ500」。
計算速度ランキングの「トップ500」と、人工知能(AI)で活用する計算性能「HPL-AI」は、いずれも米国の「フロンティア」が1位だった。
富岳は2019年に運用を終えたスパコン「京」の後継として理研と富士通が開発し、21年3月に本格稼働。
これまで新型コロナウイルスを含む飛沫の飛散や豪雨の予測など、多様な分野で活用されている。
理研の松岡聡・計算科学研究センター長は「進化と競争が激烈な分野で、
富岳が総合的に世界最高性能と幅広い汎用性を両立させた屈指のスパコンであり続けていることを示している」
とコメントした。(小尾絵生)
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202205/sp/0015345699.shtml?pu=20220530