2021/11/13 15:54

 13日午後1時10分ごろ、兵庫県尼崎市東園田町8の鉄骨3階建ての長屋の1階部分から火が上がっていると近くの住人が110番した。中から、火元の住人とみられる性別不明の遺体が見つかった。

 尼崎市消防局によると消防車14台、隊員50人が出動し、現在も消火活動が続いている。

 現場は、阪急電鉄園田駅の南東約560メートルの住宅地
 ここ数日、尼崎、西宮市内で火災が相次いでいる。
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 「火は見えなかったが大量の煙が出てた」
 近所に住む男性(79)が疲れ切った顔で振り返った。火元とみられる家から出てきた住人男性と遭遇したといい「『火事や!』と言っていて、震えていた。奥さんが出火した後に家に戻っていったらしく、まだ姿を見てないので心配…」と表情を曇らせた。

 長屋は3階建ての民家6軒が隣接し、出火したとみられる建物の両隣から消防隊員たちが放水。大量に上がる白煙に近隣住民らは不安そうに立ち尽くした。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202111/sp/0014839701.shtml