部下の水筒に異物混入した職員を処分 宮内庁
2021/10/4 16:30

 宮内庁は4日、部下の水筒に洗剤などを混入させたとして、
工務課の50代職員を、3カ月間10分の1に減給する懲戒処分をし、発表した。
職員は仕事や家庭のことで悩みがあり、「ストレス発散だった」と話しているという。

 秘書課によると、職員は4〜8月、工務課事務室内で、
部下の机に置いてあった水筒の中に、毎週のように洗剤などを混入させたり、勝手に水筒に口をつけて水を飲んだりしていたという。

8月上旬に水筒からたばこの臭いがするなど異変を感じた部下がスマートフォンで不在時の自分の机上を撮影したところ、
スポイトで異物を混入する職員が映っていたことから発覚した。

 異物混入した水を飲んでいた部下に身体的な被害はなかったが、警察への被害届提出も検討しているという。
秘書課は「職場内秩序を乱す行為であり、新型コロナウイルス感染症対策としても著しく不適切」としている。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASPB45710PB4UTIL02C.html?iref=sp_ss_date_article