「指示聞いてくれなかった」患者の胸ぐらつかみけが負わす 看護師を書類送検
2021/09/01 11:58

 神戸市西区の精神科病院「神出病院」で5月、
20代の男性看護師が患者に暴行した事件で、
神戸西署は1日、傷害の疑いで看護師を書類送検した。
同署の調べに看護師は「患者が指示を聞いてくれなかった」と容疑を認めているという。

 書類送検容疑は5月20日午前11時40分ごろ、
病院内で30代の男性患者の胸ぐらをつかむなどして胸部に皮下出血の軽傷を負わせた疑い。
同署は、男性患者についても、看護師の腕につかみかかったとして、暴行容疑で書類送検した。

 同署によると、看護師は、男性患者につかみかかられたため、
「払いのけて制止しようとした」と説明しているという。
神出病院は6月30日付で看護師を諭旨解雇した。

 神戸市は、同病院からの通報を受けて事件の翌日、立ち入り調査を実施。病院に対して、処分を検討している。

 同病院では、元看護師ら6人が男性患者同士に無理やりキスをさせたり、ホースで水を掛けたりして、
昨年10月までに有罪判決を受けた。虐待は1年以上続いていたという。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202109/sp/0014641592.shtml