サルの檻壊した千葉市の高校生逮捕 器物損壊容疑で富津署 70匹逃走の高宕山動物園
2020/9/23 19:32 (JST)9/23 19:34 (JST)updated
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 千葉県富津市の高宕山自然動物園でニホンザルの飼育檻(おり)が壊され、約70匹が逃げ出した事件で、千葉県警富津署は23日、器物損壊の疑いで千葉市花見川区の自称高校生の少年(16)を逮捕した。容疑を認めており、同署は詳しい動機を調べる。

 逮捕容疑は6月9日午後5時半〜10日午前7時ごろ、富津市豊岡の高宕山自然動物園で、ニホンザルの飼育檻の金網フェンスを何らかの物で切断した疑い。

 市によると、壊されたのは仮設の檻で、6月10日午前7時ごろ、園の整備のために訪れた外部の作業員が檻の金網フェンスに直径30〜40センチほどの穴があるのを見つけた。檻内にいた全てのサルが逃げていたという。

 同園では、昨年9月の房総半島台風(台風15号)で園を囲む柵が倒壊し、ニホンザルが放し飼い状態になった。市は昨年12月に仮設檻を整備し、捕獲したニホンザルを飼育していた。

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