靴下が短い… 特殊詐欺、職務質問で未然に防ぐ
2020/08/27 09:08

 兵庫県警東灘署は26日、振り込め詐欺を実行しようとしていた大阪府寝屋川市の会社員の男(21)を窃盗未遂の疑いで逮捕した。
事件を未然に防いだのは、「サラリーマン風の服装なのに靴下が短い」ことに不審を抱いた警察官の職務質問だった。

 逮捕容疑は同日午後、共謀した複数の男が百貨店員や金融機関職員を装い、神戸市東灘区の女性講師(60)宅に
「あなたの家族名義のクレジットカードが不正使用された」「解約手続きのためキャッシュカードを用意して」などと電話し、会社員の男が女性宅を訪れてカードをだまし取ろうとした疑い。

 同署によると、女性宅周辺では複数の「予兆電話(アポ電)」があり、署員が警戒していた。
白シャツに黒いズボン、革靴というきっちりした服装だが靴下が短く、足首が見えていた同容疑者を署員が不審に思い、職務質問して発覚した。

 男は「受け子」とみられ、容疑を認めている。女性はだまされたことに気づいていなかったという。

https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202008/sp/0013639268.shtml?pu=20200827