服役中の男性を誤認逮捕 覚醒剤を所持したとされる日は警察が勾留中だった
2020/08/14 22:06

 兵庫県警は14日、尼崎北署が、覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで神戸刑務所(明石市)に服役中の男性(43)を誤認逮捕したと発表した。
11日に逮捕したが、男性は逮捕容疑で覚醒剤を所持したとされる2016年7月に県外の警察に逮捕、勾留されていたことが分かり、14日に釈放され、同刑務所に戻された。
 県警刑事企画課によると、男性は2016年7月8日、県内のマンション敷地内で覚醒剤を所持したとして逮捕された。男性は逮捕時「あまり覚えていない」と供述していたという。

 逮捕後の調べで、男性は16年7月8日、薬物事件で他府県の警察に勾留されていたことが分かった。

 同課の正木博文次席は「捜査資料の確認不足だった。今後、このようなことがないよう指導、教養をしていく」としている。
https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202008/sp/0013604603.shtml?pu=20200815