2020年7月2日 6時0分スポーツ報知 # 社会
 
 東京都知事選(5日投開票)は終盤戦を迎えた。現職の小池百合子氏(67)の4年間の都政を振り返ると、横文字を交えたフレーズがいくつも出てくる。「都民ファースト」「ワイズ・スペンディング」「オーバーシュート」「ステイホーム」…。これら“小池語録”の特徴について、「トゥギャザーしようぜ」や「一寸先はダーク(闇)」など日本語と英語を織り交ぜた“ルー語”でおなじみのタレント・ルー大柴(66)に話を聞いた。

(奥津 友希乃)

 「改革マインド」「パラダイムシフト」「東京アラート」―。小池氏は知事就任後から数々の横文字を連発してきた。築地市場の豊洲移転を巡っては、両市場を生かすとの意図から、ドイツ語の哲学用語「アウフヘーベン(止揚)」まで持ち出したことも話題となった。

 「僕、小池さんのことは結構テレビとかで注目して見ているんですよ。『ルー大柴みたいだ』と言われているのも、耳に入ってきています。小池さんは都知事ですから、ちゃんとした言葉を使わないといけないし、僕とは違いますが、まぁ僕から見てもカタカナ多いなと思いますね(笑い)」

 ルーは、小池氏と自身の共通点を分析する。

 「僕も高校卒業後、欧米を放浪していました。小池さんも昔、カイロユニバーシティ(大学)に留学していたのもあって、英語と日本語がトゥギャザー(一緒)になっちゃうんでしょうね」

 横文字を操ってきたルーも、小池氏の難解な専門用語には首をかしげる。

 「『ワイズ・スペンディング』って言ったって、一般の人は分からないですよね(笑い)。『つまり、賢い支出のことです』って言えばいいんだろうけど…。あんまり小池さんは、注釈をつけないですよね」

 「泣きっ面にビー(蜂)」などクスッと笑ってしまうフレーズが特徴の“ルー語”は、相手に伝わることが大前提だ。

 「僕がトークする時は、『寝耳にウォーター』って言ったら、エクスキューズ(弁解)しながら、『寝耳に水だ』って後で説明します。伝わることが大事。ブログを書く時も、『ニュー(新)幹線で、ニュー(新)横浜から』など注釈を入れるようにしています。僕の英語は、『中学2年の2学期まで』が基本です(笑い)」

 ただ、新型コロナウイルスの対応を巡っては、横文字がより効果的に機能した面もある。

 「小池さんは、難しい英語も使っていますけど、『都民ファースト』とか『ステイホーム』とか、あのワーズ(言葉)、僕は好きですね。特に、『ステイホーム』は、『外出自粛』とか『家にいてください』と言われるよりも、マイルドに聞こえるし、かなり定着したワーズだと思うね」

     ===== 後略 =====
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