2020年4月9日 16:23 
発信地:ニューデリー/インド [ インド アジア・オセアニア ]

【4月9日 AFP】新型コロナウイルスの感染拡大防止のため全国的なロックダウン(都市封鎖)に入ったインドで、動物たちが人々が消えた隙に乗じて街を占拠している。中でも数百匹のサルが大統領府周辺の道路を占拠した事例は、その筆頭に挙げられる。

 インドの人口は13億人、自動車保有台数は数千万台にも上るだけに、それらの不在はひときわ目を引く。野良や野生の動物たちはその空白を埋める一方、新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の余波に苦しんでいる。


 商都ムンバイでは、クジャクが駐車中の車の上に止まり、華やかな飾り羽を広げていた。

 デリー(Delhi)では、 アカゲザルの群れが大統領府「ラシュトラパティ・バワン(Rashtrapati Bhawan)」の壁の上や衛兵の前を走り回ったり、官公庁などの敷地に入り込んだりした。

 大統領府の門に立つ衛兵は、「やつらはたくさんの物を盗むけど、まだ人を威嚇することはない」と説明した。

 アカゲザルはよく買い物客が手にする袋から食べ物をひったくっており、かねて問題視されてきたが、ロックダウンが始まってからはオフィスビルへの侵入例も複数報告されている。

 新型ウイルス対策として食料や生活必需品の買い物などを除いて人間の外出が制限されたことで、アカゲザル以外の動物たちものさばっている。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

https://www.afpbb.com/articles/-/3277854