2018.11.05 15:13
中国・上海で5日から、大規模な輸入博覧会が始まった。アメリカが保護主義的な政策を進める中、中国は自由貿易に貢献する姿勢をアピールしている。
「中国国際輸入博覧会」には世界172の国と地域から約3600社が参加し、中国のバイヤーに商品を売り込む機会を提供する。中国政府が各国政府や企業に呼びかけ、国家イベントとして初めて開くもので、開幕式では習近平国家主席が、自由貿易の拡大に貢献していく考えを示した。
習近平国家主席「(輸入博覧会は)中国が自ら市場を世界に開放する重要な政策だ。中国が多国間貿易を支持し、自由貿易の発展を進める立場を表す」
また、習主席は、今後15年間で4500兆円以上の商品などを輸入する見通しを示した。
博覧会には日本から、国別で最大規模の430社以上が参加する。アメリカ・トランプ政権が関税を引き上げるなど保護主義的な政策を進める中、中国はこの博覧会に合わせて1500以上の商品の関税を下げていて、国際社会に自国の市場開放をアピールしている。

http://www.news24.jp/nnn/news162118746.html