第100回全国高校野球選手権記念大会第7日・1回戦 八戸学院光星9―8明石商 ( 2018年8月11日 甲子園 )

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<明石商・八戸学院光星>初戦を突破し、笑顔で駆け出す八戸学院光星ナイン(撮影・近藤 大暉)
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 6点差を追いつかれながらも、延長の末に勝ち切った八戸学院光星。仲井監督は「あのような展開になりましたけれど、勝ち越しを許さなかったことが勝ちにつながったと思います」。苦しみながらもチーム夏20勝目を挙げた試合を冷静に振り返った。

 負けられない理由があった。「実は」と切り出した指揮官は「2日前に闘病していた本校の2年生の選手が亡くなりまして、その選手の分まで何とか頑張ろうとチーム一丸で頑張ろうと言ってました」。
掲げていたスローガン「一丸野球」を、亡くなった仲間ために体現。「誰がヒーローでもない。全員の力で勝てたと思います。(亡くなった選手も)喜んでくれていると思います」と語った。

 3番手でマウンドに上がった中村が3回を無失点と好投すれば、バットでは決勝打。地元・兵庫の相手校への歓声が響く中「自分の力に変えられた」と胸を張った。

 2年前の東邦(愛知)との2回戦。4点リードして迎えた9回に5点を奪われ悪夢のサヨナラ負け。「あの負けから、みんなに好かれるチームになろうとやってきた」と中村。最後にスタンドから拍手を浴び「それができてよかったです」と笑顔を見せた。 【試合結果】

[ 2018年8月11日 14:42 ]
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