習氏、南京大虐殺の式典出席へ
歴史問題で妥協しない方針示す
2017/12/9 00:17
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(写真)
2014年12月、南京大虐殺記念館で開かれた犠牲者追悼式典で、演説する中国の習近平国家主席=中国江蘇省南京市(共同)


 【上海共同】中国が江蘇省南京市で13日に開く南京大虐殺から80年の犠牲者追悼式典に、習近平国家主席が出席する方向で最終調整していることが8日、分かった。
外交筋などが明らかにした。今秋以降、日中関係は改善しつつあるが、習指導部には歴史問題で妥協しない方針を改めて示す思惑がある。

 習氏が式典に出席して日本を強く非難する姿勢を見せれば、関係改善の機運に冷や水を浴びせることになる。日本側は「関係改善させたいとの習指導部の方針に大きな変わりはない」
(政府関係者)とみて、未来志向の関係発展を求めており、中国側の式典での対応が注目される。
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