2017.12.1 11:30
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「ハッシャダイ」のインターン生らに講義する上田浩史さん(左)=東京都渋谷区
http://www.sankei.com/life/news/171201/lif1712010012-n1.html

 人手不足が深刻化する中、地方出身の高卒・中卒人材に的を絞ったインターンシップ(就業体験)事業が注目されている。
都市部の大卒に比べて不足しがちな就職に関する情報や選択肢を増やすことで、やりがいのある仕事に就けるようにするのが狙い。
“やんちゃ”な若者もターゲットで、若さを生かした吸収力と大卒に負けない高い成長意欲に、企業側の評価も上々だ。


遠慮なく意見

 高卒や中卒の若者向け就業体験を手がける企業「ハッシャダイ」(東京)のオフィス。インターン生約30人に同社顧問の上田浩史さん(33)が熱っぽく語りかけた。

 「参加するだけで満足しちゃいけない。どう成長したいかを考えることが大事だ」

 この日の研修は一人一人がインターンの意義を自分の言葉で語り、他の人の質問に答える形式。
「経験を踏まえた話は分かりやすいけど、論理的じゃなかった」「話が長いだけで全く質問に答えてないよ」と遠慮なく意見をぶつける。
上田さんは「厳しい意見を出すことで、それぞれの理解度や課題を直視させるのが目的だ」と語る。

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