2017年10月26日 06時00分
(写真)
キム・ドンスさん(右)から説明を受け、旧五輪教会堂を見学するモニターツアーの参加者たち


 五島市のカトリック教会群を巡る韓国人観光客が、増加の兆しを見せている。2016年度に市を訪れた韓国人観光客は666人で、統計を取り始めた13年度比で約9倍に増えた。
韓国は国民の3割がカトリック教徒とされる国柄。いっそうの来島客増を目指し、市は韓国の関係団体に島の教会群の魅力を売り込んでいる。

 同市には、世界文化遺産候補の江上天主堂など20の教会が点在。12畳の空間に信者約200人が8カ月投獄され、
42人が亡くなった「牢屋(ろうや)の窄(さこ)殉教事件」など、キリシタン弾圧の史跡も残る。

 市観光物産課によると、五島の教会群が遺産候補になったことをきっかけに、12年度から韓国の旅行会社などを招くモニターツアーを開始。
13年度には韓国人観光客誘致なども担う国際交流員を採用した。県のソウル事務所とも連動し、年に2度ほど職員たちがソウルに出向き、
旅行会社や大司教区で島の教会群をPR。積極的な宣伝活動の成果は数字に表れ、本年度は昨年度を超える観光客数を見込んでいる。

     ===== 後略 =====
全文は下記URLで

http://www.nishinippon.co.jp/sp/nnp/nagasaki/article/368752
=2017/10/26付 西日本新聞朝刊=