http://www.phileweb.com/news/hobby/201710/13/1793.html

タイガー魔法瓶(株)が9月に発売した炊飯器「土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE炊きたて>JPG-X100」。
天板全体がスピーカーとなっていて、従来品よりクリアな音声/メロディの再生ができる。

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タイガー「土鍋圧力IH炊飯ジャー<THE炊きたて>JPG-X100」

この炊飯器に使われている技術が、オンキヨーの加振器「Vibtone」シリーズ。
その名の通り、振動を利用して音を出すもので、今回の炊飯器の場合、蓋にあたる銘板を振動させることで、 クリアな音を再生することを可能としたという。

家電製品での音声やメロディーの再生では、 振動板を持つスピーカーユニットの利用が一般的。
高音質でクリアな音を再生する場合には、通常、音の出口を設けるために製品へ穴をあけることが必要だった。
だが 防水性や気密性が必要な製品では穴を設けることが難しく、 スピーカーユニットの本来の性能を発揮できなかった。
加振器による再生によってこの問題を解決したとのこと。

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スピーカーと加振器の違い

さらに、炊き上がり時のお知らせ音などの再生音質についても、オンキヨーとタイガー魔法瓶が共同開発。
「心地よく耳障りの無い音を実現した」としている。


タイガー「JPG-X100」
天面全体がスピーカーの高音質な炊飯器、オンキヨーの技術で実現
PHILE WEB:2017年10月13日