社会
17回目のトキ放鳥 全19羽が飛び立つ
(新潟県)

 佐渡市でトキの野生復帰に向けた放鳥を始めて、ことしで10年目となった。22日は17回目の放鳥が行われ、午前中のうちに19羽すべてが飛び立った。

 佐渡市にある野生復帰ステーションでは、22日午前6時に順化ケージの扉が開けられ、トキが自然に外に飛び立つのを待つ「ソフトリリース」形式で放鳥が始まった。
 今回放鳥されるトキは、1歳から4歳までのオス14羽、メス5羽のあわせて19羽だ。
 22日の佐渡市は穏やかな秋晴れで、午前10時半前までに19羽すべてが飛び立った。これまでで最も早い放鳥終了だったという。
 トキの放鳥は2008年から行われていて、これまでに289羽が野生に放たれている。環境省によると、現在、自然界で生存が確認されているトキは、新たに生まれたヒナを含めて280羽だという。
[ 9/22 21:07 テレビ新潟]

http://www.news24.jp/nnn/news88212033.html