糞尿水道の恐怖

昭和43年10月10日夕方、三重県桑名市曙町の東洋ベアリング桑名工場社宅団地(149世帯、500人)で、
近くで糞尿を汲み取り戻る途中の桑名清掃社のバキュームカーが750リットルという糞尿の過積載から雨でぬかるんだ道を登れなくなった。
男性運転手(23)は団地への給水槽を屎尿処理槽と勘違いして360リットルもの糞尿を吐き出した。
たまたま主婦がこの瞬間を目撃、すかさず通報したものの団地の一部では糞尿水道を使って炊いた飯が黄色くなったり、
風呂に水を溜めようとして糞尿まみれになるなど被害が続出した。

男性運転手の兄にあたる清掃社の社長は、「うちのバキュームカー7台をして何回も水槽の水を汲み上げては洗い、徹底的に掃除しました」と声明を出したが、
「うちのバキュームカー」が使われた事に不安を覚える住民も少なくなかったという。




これ事実なの?