2020年東京五輪の関係者を装い、うそのもうけ話を持ち掛けて岐阜市の国家公務員の男性(27)から60万円をだまし取ったとして、岐阜県警は15日、詐欺容疑で岐阜市川端町、無職永尾正雄容疑者(69)を逮捕した。

 逮捕容疑は1月20日ごろ、岐阜市の飲食店で、「オリンピック関係のインフラ整備事業に出資してもらえると色を付けて金を返すことができる」などとうそを言って男性から20万円を受け取るなど、同月中に3回にわたり計60万円をだまし取った疑い。

 永尾容疑者は市内で男性に声を掛けて知り合いになった後、飲食店に誘い、「私はオリンピック推進委員会に入っている」と言ったり、ジャケットの襟に付けた「TOKYO2020」の文字や五輪マークが入ったピンバッジを見せたりして信用させていたという。

 県警は、永尾容疑者の自宅から、男性以外からも金を預かったことを示す書類を押収。他にも被害があるとみて調べている。(共同)

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