京都市東山区の三十三間堂の敷地に侵入したとして、京都府警東山署は13日、大阪市此花区高見1の会社員、松永大地容疑者(27)を建造物侵入容疑で現行犯逮捕した。「酒を飲んでいたら終電に乗り遅れ、三十三間堂で寝ようと思った」と容疑を認めているという。

 逮捕容疑は13日午前4時半ごろ、三十三間堂の回廊に侵入した疑い。

 同署によると、高さ約2メートルの門をよじ登って敷地内に入ったとみられる。警備会社からの110番で署員が現場に駆け付けたところ、国宝の本堂から約20メートル離れた回廊のベンチで寝ていたという。文化財の被害は確認されていない。〔共同〕

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