鹿児島県警西署は8日、実際は検査をしなかったのに不正に車検を通したとして、虚偽有印公文書作成・同行使などの疑いで、鹿児島市の自動車整備会社社長、松村和昭容疑者(56)と整備士2人を逮捕した。容疑者の1人は調べに「1年間で約千台の不正をした」と話しているという。

 逮捕容疑は5月ごろ、車数台について実際は検査をしていないのに保安基準を満たしているとの適合証を作成して運輸局に提出し、検査証の交付を受けたとしている。

 西署によると、車検を受けた人からの情報提供で発覚した。警察は平成24年ごろからこうした行為が始まったとみており、他の不正車検に関しても捜査している。

http://www.sankei.com/west/news/170808/wst1708080084-n1.html