ジョージ・A・ロメロ氏(ゾンビ映画の父と呼ばれた米映画監督)16日死去、77歳。関係者が声明で明らかにした。肺がんを患っていたという。

 40年にニューヨークでキューバ人の父とリトアニア系米国人の母の間に生まれる。68年に約10万ドルの予算で制作し、黒人を主人公に据えたホラー映画「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」でゾンビ映画の世界を開拓。興行的にも成功し、99年には「文化的、歴史的、美的にも重要」な映画作品として米議会図書館に登録された。ほかにも、「ゾンビ」(78年)、「死霊のえじき」(85年)など、ハリウッドでゾンビ作品の金字塔として扱われている作品を残した。

 ペンシルベニア州ピッツバーグのカーネギーメロン大で学んだ経験から、映画作品はすべてピッツバーグかその近郊で撮影された。(ロサンゼルスAFP時事)。

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米映画監督のジョージ・A・ロメロ氏=2009年9月、イタリア・ベネチア(EPA=時事)