滋賀県甲良町が一般家庭1世帯の4月分の水道料金を誤請求し、上水道使用料として本来の額の1000倍近くに当たる約161万円を口座から引き落としていたことが14日、町関係者への取材で分かった。既に世帯主に返金、謝罪したという。

 この家庭の4月の上水道使用量は本来、1620円の基本料金分のみだった。だが検針員の入力ミスで、累積使用量を示す4桁の水道メーターの数値が3月より4月が少なくなり、メーターが一回りした分の9999トンに近い使用量と誤認し、それに基づく料金を請求した。システムの端末で高額請求を知らせる表示が出たため、職員が訪問してメーターをチェックするなどしたが、誤りに気付かなかったという。

 下水道料金についても同様のミスが発生していたが、口座の残金が足りず引き落とされなかった。この「未払い分」を確認する過程で、誤請求が発覚した。

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