自民党の作業部会は5日、地方議会の議員が厚生年金に加入できるようにする法案をまとめた。2011年に
廃止された地方議員年金に代わる措置で、老後の不安をなくし、地方議員のなり手不足を解消する。議員立法に
よる国会提出を目指すが、野党の協力が必要で、提出や成立時期の見通しは立っていない。

 各地の議会は、厚生年金加入を可能とする法整備を国に求める意見書を相次いで可決している。ただ、政務活動
費を巡る不正など地方議会への厳しい視線もあり、調整は難航が予想される。年金保険料として新たな自治体負担
が発生することも課題となる。

https://www.daily.co.jp/society/politics/2017/07/06/0010345346.shtml