世界的なワイン品評会、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)の授賞式が6日、ロンドンのホテルで
あり、日本酒部門の最優秀賞「チャンピオン・サケ」に岩手県二戸市の蔵元、南部美人の純米酒「南部美人 特別純米」
が選ばれた。

 IWCの日本酒部門は、日本国外では最大級の日本酒コンテストで、今年で11回目。

 2011年の東日本大震災で施設の一部が倒れるなどの被害を受けながら、現在は34カ国に進出している同社の久慈
浩介社長は授賞式で「南部杜氏(とうじ)の酒造り、日本の酒が世界に評価された。小さな町からの大きな挑戦が実を
結んだ」と喜びを語った。

 久慈社長が「飲んだ時に笑顔があふれる酒を目指してつくった」という受賞銘柄はコメも水も地元産。豊かで深みが
あり、すっきりした飲み口でベルベットのような舌触りなどと評価された。

 「チャンピオン・サケ」は、本醸造酒や吟醸酒、スパークリングの部など9部門の最高賞「トロフィー」の受賞銘柄の
中から選出。

 本醸造酒部門のトロフィーを獲得した宮城県の蔵元、一ノ蔵の「一ノ蔵 無鑑査本醸造 甘口」は、高品質で適度な
価格の「グレート・バリュー・サケ・アワード」も受賞。一ノ蔵は蔵元に与えられる「サケ・ブルーワー・オブ・ザ・
イヤー」にも輝いた

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