愛媛県松山市は26日、松山市丸之内の松山城の乾門東続櫓続東折曲塀(いぬいもんひがしつづきやぐら
つづきひがしおれまがりべい)で、直径約3センチほどの円形の跡などを12カ所確認した、と発表した。
何者かがゴルフボールをぶつけるなどした可能性があり、市は松山東署に通報。署は器物損壊事件の疑いも
あるとみて調べている。

 市によると、26日午後2時10分ごろに現場を通りかかった工事業者がへこみを見つけた。塀のしっくい
部分には目視できるだけでへこみや瓦が欠けている部分が計12カ所あった。約30分前に市の職員が巡回
していたが、その際には気がつかなかったという。

 松山城は21棟が国重要文化財に指定されているが、この塀は1982年に市が復元したもので、文化財には
指定されていない。

 市は27日、他にも被害がないか城内の建物を一斉点検する。担当者は「これまで色々な人が残してきた
松山城を傷つけられて残念。市としても管理体制を強化して、後世に残していきたい」と話していた。

http://www.asahi.com/articles/ASK6V5TBGK6VPFIB00R.html
http://www.asahicom.jp/articles/images/AS20170626004206_comm.jpg
直径3センチほどのへこみがついた松山城の塀=松山市