島根県警は23日、捜査書類に虚偽の内容を記載したとして、虚偽有印公文書作成と同行使容疑で、
松江署に勤務していた警視(47)ら3人を書類送検した。同日、3人を減給10分の1(1カ月)の
懲戒処分にした。

 県警によると、昨年6月、松江市内にある警察官舎の駐輪場で見つかった盗難自転車を調べた際、
警察官が犯人と疑われないよう、約50メートル離れた路上で発見されたなどと捜査書類に記載した。
自転車を発見した住人の警察官から相談を受けた警視が上司の警視(53)と相談し、警部補(34)
に虚偽記載を指示した。3人とも認めている。

 警部補が部下5人から長期の借財をしているとして聞き取りを行う中で発覚した。23日付で、
警視2人は警部に自主的に降格し、警部補は借財を理由に申し出ていた依願退職が受理された。

 県警の村上紀明首席監察官は「弁解の余地はなく、心から深くおわび申し上げる。指導を徹底し、
信頼回復に努める」とコメントした。

http://www.sankei.com/west/news/170623/wst1706230082-n1.html