米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を拠点とするイージス巡洋艦シャイローから海に転落し行方不明になったとしていた男性乗組員について、米海軍は16日までに、艦内で生存した状態で見つかったと発表した。転落したとされた8日から1週間後の15日に発見。米メディアで驚きを持って報じられている。

 米海軍は、乗組員を医療検査のために原子力空母ロナルド・レーガンに移送。容体や発見の詳しい状況などは明らかにしていない。一部の米メディアは乗組員がどう1週間過ごしていたのかは謎のままだと伝えている。

 乗組員は日本時間8日午後9時半ごろ、沖縄の約290キロ東を航行中に船外に転落したとみられていた。原子力空母R・レーガンや海上自衛隊の護衛艦あしがら、海上保安庁の巡視船などが50時間以上にわたり、約1万4000平方キロの範囲を捜したが見つからず、11日に捜索を打ち切った。

http://www.sanspo.com/geino/news/20170616/sot17061621060005-n1.html