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滋賀・甲良町の元税務課職員の男が、業務上横領の疑いで逮捕された。
滋賀・甲良町元職員・小島崇靖容疑者(30)は、「もちろん罪悪感はありましたけど、やっぱり、シメシメ感というか、『あ、お金、結構来たな、きょう』みたいな」と話した。
「罪悪感より、シメシメ感」。
笑顔を浮かべ、身勝手な言い訳を繰り返す男。
11日、業務上横領の疑いで逮捕された、滋賀・甲良町の元税務課職員・小島崇靖容疑者。
2015年5月、町民が窓口で納税した、現金およそ44万円を着服した疑いが持たれている。
被害総額は、2年間で、およそ3,000万円にのぼるとみられている。
FNNは、問題発覚後の2016年7月、小島容疑者を単独取材。
犯行の一部始終を雄弁に語っていた。
小島容疑者は、「(なぜ、お金をとろうと思った?)仕事場(税務課)から、隣の会計室というお金を管理するところがあるんですけど、
そこに(お金)持って行くことを忘れてしまった。それがたまたま、何も問題にならなかった。これは、もしかしたら、ばれへんのちゃうかと」と話した。
ささいなミスがきっかけで、着服を始めたという小島容疑者。
着服した金は、遊興費に使っていたという。
着服が発覚する前、小島容疑者の家の駐車場には、高級車ばかりが止められているのを、近くに住む人たちが目撃していた。
近所の住民は、「車をころころ替えて。最初が軽(自動車)、それからBMWになって、ランドクルーザー。本当に許せないって思います」と話した。
小島容疑者は、「(着服を止めることはできなかった?)そうですね。役所の中の体制的なものに対する不満というのが積み重なっていくのと。
盗っ人たけだけしいと言われるかもしれないですけど、まぁ、環境が作ってしまったなという。その度合いが、むちゃくちゃ強いなと思っているので」と話した。
職場での不満が積み重なり、着服に手を染めたと、平然と主張する小島容疑者。
小島容疑者は、「着服をしていなかったら、死んでますね。死んでます、余裕で」と話した。
小島容疑者は、2016年3月に懲戒免職となり、着服したとみられる3,000万円は、両親が全額返済したという。
小島容疑者は、容疑を認めていて、警察は、余罪を追及する方針。 (関西テレビ)
http://www.fnn-news.com/sp/news/headlines/articles/CONN00357914.html