武田薬品工業は、100年以上の歴史を持つ
大阪工場敷地(16ヘクタール、大阪市淀川区)の約4割を、来年夏にも売却する方針を固めた。
将来的には全敷地の売却を視野に入れる。
武田は、アイルランド製薬大手の巨額買収などで巨額の有利子負債を抱えることになるため、資産売却を進めている。
阪急阪神ホールディングス(HD)などが土地取得に関心を示している。
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 大阪工場は阪急電鉄の十三駅の近くで1915年に開設された。
関係者によると、今回売却するのは2011年に神奈川県藤沢市に
新薬の研究所が稼働するまで新薬開発の拠点としてきた敷地南側の約6ヘクタール。

 北側にある工場は、がん治療薬などを生産しており、当面は自社で保有するが、
武田は将来的に、他の工場への集約を視野に入れるとみられる。
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20180804-OYT1T50019.html