北海道くらい資源に恵まれた地域はなかなかない。
四季がおりなす、豊かな自然環境が育む海の幸や農産物に恵まれている。
この2017年冬も、雪まつりに加え、冬季アジア大会など様々なイベントがある。
そして、北海道の外国人観光客や労働者はうなぎ登りに増えている。
情報提供は歓迎するが、ここで、例えば、下記の問題点や今後の施策についても論じていきたく。

★労働生産性向上
観光産業の生産性は諸外国のそれと比べて低いという認識が一般的にされており、
労働生産性向上の必要性が議論されている。
この生産性を上げるためには上記の分子を高めるか分母を減ずることが必要であるが、
宿泊産業の生産性を低くしている要因を考えてみると、

@ 小規模零細施設が多いため産業内での格差が大きく、それが平均値を押し下げている。
A 生産性の高い宿泊売上よりも生産性の低い料飲売上の売上比率が大きい。
(都市ホテル及び旅館を海外のホテルと比べて)
B 平均稼働率が低い、または平均単価が安い。
(季節波動が大きい観光地が多く、また施設も供給過剰である)
C サービス品質が価格に対して過剰である(サービスは無料という国民意識)
等々の仮説が考えられる。さらに諸外国との比較論で表面化する要因としては、サービス人件費が割高である。
(外国人労働者が使えない、格差社会とはいえまだ欧米よりは給与格差が少ない)
為替レートが生産性の高い二次産業により決まってしまうため、サービス産業は不利となっている。

★マナー
「爆買い」東京・銀座の中央通りや大阪の黒門市場で、札幌の狸小路で、数多くの中国人観光客を見かけるのは当たり前。
文化の差異など悪気のない習慣の違いだけではない。
行列の横入りや、小売店内での飲食、地面にべったり座っておしゃべりするなど、一部の人間の言動が国際標準からズレてる部分もある。

<自然災害等>
• 火山、地震、台風・集中豪雨、津波等による建物損壊、土砂災害、河川氾濫、高潮被害、地下浸水 等
• 防疫・感染症被害拡大の防止(パンデミック阻止)
<都市災害>
• 浸水・冠水:道路、地下街、地下鉄、危険物倉庫・研究所、工場、大学等•
<火災>高層ビル、地下街、駅、老朽木造家屋等
• ライフライン(電力、ガス、下水道、通信機能)の寸断、輸送機能、食料飲料、医療機関・施設の倒壊
• 政府機能、首都機能停止の恐れ
• 二次災害の防止:適切な避難経路への誘導
• 治安問題:テロ・暴動の誘発
<防災、減災>
• 自助・共助・公助のサポート、平常時と災害時、事前・直後・事後の対策
• 防犯、防災・減災に関する設備監視、重要な社会インフラの監視