英国で、郵便局を舞台にした冤罪(えんざい)事件が注目を集めている。原因となったのは富士通の会計システム「ホライゾン」だ。会計の帳尻が合わず、700人以上の郵便局長らが横領などの罪に問われた。16日には富士通幹部が英議会下院で証言する予定だ。ホライゾンの概要や事件の経緯をまとめた。

「会計システムに欠陥」と高等法院
事件の発端となったホライゾンは、富士通が1990年に買収した英ICL(現富士通サー...

2024年1月15日 11:30
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC11DRG0R10C24A1000000/