EIZOは10日、電子回路の基板を生産する子会社EIZOエムエスの羽咋工場(石川県羽咋市)の稼働を再開したと発表した。1月下旬までは時間を短縮して操業する見通し。液晶モニターの組み立てを手がける七尾工場(同県七尾市)では建物被害や断水の影響が残っており、1月下旬の再開を目指す。

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EIZOエムエスの七尾工場(石川県七尾市)は1月下旬の再開を目指す

七尾工場では断水で従業員の飲料水やトイレ用水の確保が難しくなっている。ドアや天井などの一部に被害があるものの、現段階で生産ラインに大きな被害は確認されていないという。現在は羽咋工場で生産した部品を使い、石川県白山市の本社に隣接する工場で組み立てている。

EIZOは世界7カ国に開発・生産拠点を持ち、そのうち3つが石川県内にある。業績への影響は確認中で、31日に予定する2023年4~12月期決算の公表時に開示するとしている。

□【EIZO】[6737]株価/株式 日経会社情報DIGITAL | 日経電子版
https://www.nikkei.com/nkd/company/?scode=6737
□EIZO[6737]:令和6年能登半島地震の影響について(第二報) 2024年1月10日(適時開示) :日経会社情報DIGITAL:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/tdnr/20240109512461/

2024年1月10日 15:18
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC102ZY0Q4A110C2000000/