[東京 1日 ロイター] - トヨタ自動車(7203.T)は1日、2024年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を上方修正し、営業利益を3兆円から4兆5000億円に引き上げた。円安が1兆1800億円押し上げ、もともと最高益だった見通しが大きく上振れる。

IBESがまとめたアナリスト24人による予想平均値4兆0111億円を上回った。

売上収益は38兆円から43兆円に、純利益は2兆5800億円から3兆9500億円に上方修正した。

通期の世界販売計画は1138万台のまま据え置いたが、資材高騰が収まりつつあること、自動車の値上げなども営業増益に寄与する。

前提為替レートは1ドル=125円から141円に、1ユーロ=135円から152円に見直した。

電動車の販売見通しは、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車を積み増し、384万3000台から386万8000台に引き上げた。電気自動車は競争が激化する中国市場での苦戦を反映し、20万2000台から12万3000台に減らした。

トヨタはこの日、1000億円を上限とする自社株買いも発表した。
□トヨタ、発行済み株式の0.44%・1000億円上限に自社株買いを決議 | ロイター
https://jp.reuters.com/economy/industry/FEFG3NOH3NIZ5PM2MROCDY3D4Y-2023-11-01/

□【図解】トヨタ決算早わかり 「稼ぐ力」を未来のために - トヨタイムズ
https://toyotatimes.jp/report/financial_results_2024/001.html

2023年11月1日午後 2:48
ロイター
https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/RMJPN7I36RMZTH3CSZ33OZWZME-2023-11-01/