MiG戦闘機のスペックも西側からは過大評価されてたぐらいに、かつてのソ連など共産圏は得体のしれない恐怖の国だった。
ベルリンの壁が崩壊するまでは、イデオロギーの戦いが現にあったし、キューバ危機なんてのもあって実際に核戦争の手前までいった。
朝鮮総連などは、北朝鮮帰国事業で「差別や貧困のない地上の楽園に帰ろう」と喧伝していた。
国内では左翼の活動が活発になっていった。
赤化する恐怖から、資本主義が正しいことを証明するためにと今よりもマシな政治をしていたと思う。
資本主義こそが豊かな楽園を作り出すと証明しなければならなかったから。
学生闘争が終わった原因としては、資本主義で社会が豊かになったことと社会主義国の実態認知での政治離れ、
内ゲバなど恐怖による支配、過激な運動への忌避、多数派学生からの学生運動家への嫌悪などがあげられる。